連続テレビ小説『なつぞら』 ２

その置屋には、拾われた戦災孤児が何人もいた。この少女Aもまた一人で地下道にいたところを拾われ、置屋で育った。十数年の年月が流れ、少女Aに芸者デビューの話が来た。
少女Aは、同じ置屋にいる戦災孤児「チハル」ととても仲が良かった。しかし「チハル」は幼い時に他界。「チハル」の宝物である「兄からの手紙」を隠し持っていた少女Aは思い立つ。
「私がチハルになれば、この境遇から脱せられる」と。少女Aの「チハル」としての人生が、いま始まる。

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