寿一が足をけがして車椅子生活となったため、寿三郎を介護する人間がいなくなって
しまったのだ。他の家族はというと、父の過去の浮気騒動が元となる人間関係や、
現在の色恋問題がこじれて、一人去り、二人去り、という状態で歯止めが利かなく
なっていた。
寿一は反抗期をこじらせて家を出た後、プロレスに夢中になり、一度は能の世界から
遠ざかった男。観山家に戻って寿三郎の介護を一手に引き受けると決めたのは自分
だったため、今回、父を自分で介護できていないと自覚したのは、相当悔しかったであろう。
寿三郎をグループホームへ見送るとき、寿一の顔はマスクで見えないが、涙でぐちゃぐちゃ4
なのが一目瞭然。悔しさと寂しさが入り混じる寿一と一緒に泣いてしまった視聴者も多い。
Twitterには、介護経験者や高齢者と関わる仕事に就いている方の声もよく上がる。
「どれだけ準備をしていても、予想を超える出来事が起こるのが介護の世界」
「介護者の病気や体調不良で、介護が行き届かなくなることは大いにあること」
など寿一をフォローする意見や、「母を施設に連れて行った日々を思い出して涙が止まらない」
「亡くなった父と会いたくなってる」など、見る人それぞれの“俺の”家の話が思い出される
ドラマでもある。
https://thetv.jp/news/detail/1024216/p2...
返信する