期待し初回から観てはいるが
残念ながら、未だTV画面では実際の現物と対峙した
時の空気感を100を最大としたら20も届かなないと思った
子供の頃、郷里には色んな廃墟施設が保全など施されず放置され
ていて侵入し遊んだため、鉄筋コンクリが錆び爆ぜて自然に返る
途中の独特な臭いや、屋内内部の恒常的な湿気の表現描写が足りない
まぁその理由を自分なりに考察すると「画の色調」な気がする
対して、よくある安物心霊企画物の制作現場で予算が無いために
影など気にせず馬鹿に明るい一元照明で外連味無くバンバンに照らす
画像から受ける安っぽさが逆に事の終焉の虚しさを冷酷に映し出してしまう
がしかし本作は映像アートを追求し過ぎ、妙な光学フィルターを
駆使した結果「小賢しい嘘臭い演出」を強く感じさせ誠に残念です
そこに中年役者なんかを配するから、より一層「狙い過ぎ」が際立ち
もし腐り落ちる廃墟施設との相対効果を願うなら「艶々の若者」だな
まぁともあれ「凄く凝ってます」がこれほど逆作用し、不発な制作は珍しい
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